平成25年 7月13日(土)〜7月20日(土)

4年に1度おこなわれる付祭は、荘厳な神事と笛、鉦(かね)、太鼓の祭り囃子の競演にのって、猿田彦を先頭に提灯のあかりに映し出される6台の彫刻屋台が見ものです。


石那田八坂神社の歴史
 石那田の八坂神社は、江戸時代初期に当地で流行した疫病を鎮めるために京都の八坂神社から御霊を願い受け、鎮座させたことが起源と言われています。江戸中期(1723年)に再び疫病が流行する事態に至り、社殿を石造りのものに作り変え、現在に至っています。主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。
 その後、江戸末期から明治にかけて各集落で屋台が建造され、旧暦の6月7日に奥宮から仮殿に御神体を移し(下遷宮)、7日間住民が家内安全を祈願して参拝し、14日夕刻から翌朝にかけて各組々の屋台や神楽等を繰り出す「付け祭り」をしながら、奥宮に御神体を御送りする儀式(上遷宮)が行われてきました。
※石那田八坂神社天王祭パンフレットより

石那田八坂神社本殿

御仮屋(八坂神社仮殿)

祭礼神輿
 八坂神社の御神体が本殿と御仮屋の間を移動する「下遷宮」、「上遷宮」には必ずお神輿が使用されます。
 既に文化財に指定されている6つの屋台とあわせ、石那田八坂神社天王祭祭礼神輿並びに屋台・神楽獅子・猿田彦面・採物・衣装一式として平成18年3月に宇都宮市指定民俗有形文化財に指定されました。
猿田彦と6台の屋台

仲内猿田彦
 仲内地区は祭礼の先導約となる「猿田彦」(天狗の神)を担当し、祭礼の順番は1番です。猿田彦は日本神話に登場する天狗の顔をした神で、その由来から道案内の神、境界の守護神として信仰されてきました。
 猿田彦一行の歩行順位はまず先頭に「一番」と書かれた提灯をもつ2名の「露払い」、高下駄「猿田彦」(天狗)、「若獅子」(二頭)、最後に御幣を持つ「太夫」(4人の子供)の順序となっています。

桑原屋台

六本木屋台

原坪屋台

岡坪屋台

中根屋台

坊村屋台



「下遷宮」
祭りのハイライトは「上遷宮」の屋台の巡行
「上遷宮」は、御仮屋に移された御神体が神輿に乗って再び八坂神社本殿に帰還する儀式です。
 6台の屋台の巡行時、暗闇に浮かぶ提灯の光と、祭囃子の激しく鳴り響く音か参加者の心を高揚させ、祭りはクライマックスを迎えます。